どうして不幸なのか？について

まず前提として、自分が恵まれている点というのは見えづらいんですよ。
特に、出る杭は打たれる、和を何よりも尊ぶような地域性の中で育った人は自分が恵まれていること、優れていることを隠そうとしてしまいます。

謙遜が染み付いてしまっているんですね。

家なんか貧乏で〜、不細工だし太ってるし〜、大した仕事もしてないし〜。

他人から妬まれないよう、こういうことを口に出します。

口に出すたび、思うたび。それが染み込んでいって、やがて思い込んでしまうのです。

私はお金に困ってる。
私は見た目が悪い。
私は仕事が出来ない。

自覚が無い、思い込みです。

これが厄介なのです。

進行していくと、いくら豊かな暮らしをしても「いつかお金を失うかもしれない」
相手があなたを好きだと言っても「信じられないいつか裏切られるんだ」
上司に褒められても「そんなわけない過剰な期待をかけられて負担だ」

あなたに【良い事】が起こっても、あなた自身が受け入れなくなってしまうのです。

そして、不幸だと思い込んでしまう。
自分が不幸であることが普通なのだと思い込まされていることによって、自分に起こる不幸なことばかりが目についてしまう。

例え話ですが。

あなたが出先で、トイレに行きたくなったとします。
探しますよね。トイレを。
どこが候補に挙がりますか？
どこか店内に居るとしたらトイレマークを見つけますよね。
外なら、コンビニやスーパー、公衆トイレがあるであろう公園とか。
パパっと思いつきますよね。
そして、目に付きますよね。

トイレを探しているときに、お店の特売情報とか、新作のケーキとか。
きっと、目には入らないですよね。

ネガティブでいるとネガティブなことしか見えない。
人は、その時自分の状況に合ったものしか目に入らなくなりがちです。

では逆に、ポジティブなことに注目したら。

これがいわゆる引き寄せの法則というものです。

自分がポジティブでいることによって、ポジティブなものを目に入るようにしていくというものです。

では今現在、あなたが自身について安心できるもの、こと。
それを挙げてみましょう。

仲のいい家族が居るとか、苦しくなく働けているとか。
自分の見た目で好きなところはどこですか？
髪の毛とか歯並びとか。
健康状態も良いですね。
特に大きな病気が無いとか。食事制限がないとか。

そうやって客観的に自分を見つめ直して見ましょう。
そして思いませんか？

「私って、自分のこと過小評価してたなあ」

って。

あなたが考えているより、あなたの状態、状況って実際悪くないんじゃありませんか？

どうして不幸なふりをしているんですか？
あなたはそんなに恵まれているのに。

何故いつも飢餓感があるのだろう。
何故いつも人を信じられないのだろう。
何故私はこんなに辛いんだろう。

そんな思いを抱えているあなた。

あなたがすべきなのは不幸な原因を探すことではなく、あなたがあなたを見下げるのをやめることです。

まずは、謙遜を止めましょう。
他人の褒め言葉をそのまま受け取ってみましょう。

褒められたら、「そんなことないよ」ではなく「ありがとう」と返しましょう。
褒められたところをメモして残しておきましょう。
読み返して、自分に染み込ませていきましょう。
自分って他人から見たらこんないいところがあるんだ。
そのことに気付けたらもうスタートは切れています。

まずは、あなたの、あなた自身への評価を変えていきましょう。
あなたは充分素敵な人なんですよ。